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服を買った店へ行く時は・・・ [ちょっと、一息 39]


[ブティック]服を買った店へ行く時は・・・


    
     NHK長野放送局の夕方のテレビニュースに堀越将伸(ほりこしまさのぶ)アナウンサーが登場。

    声を聞くだけでも、ちょっと得した気分になってしまった。[るんるん]



    知恵袋に面白い質問があった。

    「ある服屋さんで気に入ったワンピースを見付けたので、それを買い、後日再びそのお店へ買ったワンピースを着て行った。

    そのワンピースには、色違いもあるため、同じデザインの物がまだ店内に下がっていた。それを見ていた女子高生たちが、わたしの着ているワンピースを見付けて、『あんなブスが同じ物、着ているよ。全然似合っていないのに・・・』と、陰口を叩いているのが耳に入ってしまった。

    それだけでも、かなりショックだったのに、その後店員がわたしのところまでやってきて、『お客さま、当店でお買い上げ下さった品物を着て来るのはおやめ頂きたいのですが・・・。他のお客さまを不愉快にさせますので----』と、言った。

    自分はそのワンピースが気に入っていたので着ていただけなのだが、そこまで嫌みを言われる必要があるのだろうか。せっかく、気に入っていたワンピースだが、今では着るのが嫌になってしまった。

    買ったばかりの服を、購入した店へ着て行くのは非常識なのだろうか?」

   

    というのである。

    回答の多くは、「女子高生や店員の方が非常識。買ってもらった服を着て来たら、喜ぶのが当然。店員なら、とても、お似合いですよ----ぐらい言ってもいいのでは?」というものだった。

    だが、わたしの考えはちょっと違う。

    やはり、買って間もなくの服は、購入店へ着て行くのは避けた方がいいのではないかと思う。

    よほど、気心が知れた家族づきあいのようなショップならいざ知らず、店のスタッフともそれほど親しいわけではない場合は、購入したての洋服で再訪するのは、如何なものかと思うのだ。

    別に、他の客に「あっちの方が欲しいのに・・・」と、思わせることがないとも限らない----というような理由ではない。

    万引きしたのでは?----と、疑われるかもしれないという配慮からである。

    店のスタッフにしてみると、「紛らわしいことをしないで欲しい」と、いうことになる。

    お気に入りの服を手に入れて、さっそく袖を通したくなる気持ちも判らないではないが、少なくとも購入した店へ出入りする時は、そうした気配りも時には必要なのではないかと思う。

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ネット依存症 [ちょっと、一息 39]


[携帯電話]ネット依存症



    今日の新聞に、ネット依存症が子供たちの間にまん延しつつある----との記事があった。

    ラインに嵌って抜け出せなくなり、「早く返事をしなければ----」との強迫観念にかられて、徹夜してしまうという女子高生も・・・。

    テレビニュースでは、このネット依存症を特集しており、就寝が連日深夜2時、明け方4時----という女子高生もいた。

    こうなると、もちろん勉強など手につかない。

    宿題をしていても、携帯やスマホが手放せず、成績もどんどん下がる。

    「返事をしなければ・・・と、いう義務感がすごくて、やめたいのにやめられない」

    「スマホをいじっていない時、自分だけが仲間外れにされているんじゃないかという恐怖感に襲われる」

    「このままでは変になりそう」

    子供たちの悩みは深刻だ。

    近頃は、こうした我が子の異常な様子に慌てた親が、子供を連れて病院の心療内科を訪れるという事例が増えているそうだ。

    そのため、ネット依存患者を専門に診る、小児ネット依存外来を開設している病院もあるという。

    ある少年はネットゲームがやめられなくなり、勉強はもとより食事や睡眠までも削ることに----。

    この状況に危機感を持った彼は、親に連れられて、この外来を訪れ、医師のアドバイスにより、今では少しずつ症状も和らいできていると、語っていた。

    医師は少年に対して、

    「一日のスマホ使用時間を紙に細かく書きなさい。そして、自分が一日のうちで何時間スマホをいじっているかを実際に目で見ることで、危機感を肌で感じて欲しい」

    と、話す。

    そして、携帯やスマホをまったく触らない時間を出来るだけ多くすることで、徐々に依存から抜け出して行くことが大事なのだという。

    治療にあたる医師は、こうした若者たちのネット依存状況を、「日本の将来にもかかわる、極めて怖い問題」と、捉え、「ネット依存により、勉強も手につかない子供時代を送った大勢の人々がやがて大人になり、社会へ出て来る。ネット社会だけのコミュニケーションしか知らない世代が、生身の人間を相手にした時、果たして社会人として通用するのであろうか?」と、警鐘を口にしていた。

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原案?----変な言い訳 [ちょっと、一息 39]


[ペン]原案?----変な言い訳



    土屋アンナの初主演舞台中止をめぐる一連の騒動は泥沼の様相を呈し始めている。土屋側は同舞台の脚本の内容にも不満を抱いていたと一部メディアが報じたが、報道を受け、作・演出を担当する甲斐智陽氏は自身のFacebookで再度反論した。

    騒動の発端は29日、舞台「誓い~奇跡のシンガー~」の稽古に土屋が参加しなかったことを理由に、主催者側が公式サイトにて同公演の中止を発表。土屋に対して、「社会人としての責任をお取りいただくべく,損害賠償訴訟を含む断固たる措置を講じる所存です」とした。

    一方の土屋側は、主催者側の発表に対し「事実無根の内容にただただ困惑しております」と反論。同舞台の原作者である車いすシンガーの濱田朝美さんも加わり、主催者側が濱田さんへの連絡や許可を取らないままに舞台化を進めていたことや、土屋の稽古不参加は、主催者側に不信感を抱く濱田さんに共感してとった行動だったことなどを明かした。

    しかし、甲斐氏も反論。自身のFacebookアカウントで、「(濱田さんが)何故あのようなことを書いたのか理解できません」と、濱田さんには詳細を伝えた上で許可をとっていたと抗弁していた。

    すると土屋は今度、同舞台の脚本についての不満をあらわにしたという。同舞台は障害を持つ濱田さんの自叙伝が原作とされているが、脚本では主人公が死ぬという結末であるらしく、原作と大きく異なる内容に土屋が制作側に不信感を抱いたと一部メディアが報じた。(YAHOO!ニュース)





    こうした問題が起きると、必ずというほど原作を使用する側が言い出すのが、

    「原作をそのまま使うのではなく、単に原案として借りているだけだ。だから、内容をどのように変更しても、原作者に詳細を知らせる必要はない。もちろん、使用料を支払う必要もない」

    と、いう理不尽な言い訳である。

    最近は、他人が書いた原作を簡単にアレンジして、オリジナル風に装い、ドラマ、演劇、映画、小説、漫画等に使用する姑息な人たちが増えているようだ。

    早い話が、パクリである。

    そういう人たちは、自分に創造力がないものだから、無名の新人が書いた小説や自伝などを都合の良いところばかり齧る形で、如何にも自分が発案者だといわんばかりの態度で、公の場に披露する。

    しかも、原作者にはほとんど何の連絡もなく、(たとえ連絡しても、使ってやるんだから、ありがたく思え----ぐらいの上から目線で)原作者の意向などは一切無視したまま、使用料などの支払いさえしない場合が多いという。

    しかし、たとえ原案として使うにしても、元の作品が土台としてなければ、ドラマも劇も漫画も映画も生み出すことが出来なかった訳である。

    つまり、それは単なる原案ではなく、間違いなく原作なのである。

    原作と同じ評価や扱いがなされてしかるべきではないだろうか。

    わたしも、かつて書いた歴史小説を、何の連絡もないままにテレビドラマ化された経験がある。

    「新人なんだから、そんなことよくあることだよ」

    と、出版元の編集者からいわれたが、正直、未だに納得がいかない。

    だから、この車椅子シンガーの女性の気持ちもよく判る。

    早期に劇の台本を見せて欲しいと頼んでいたにもかかわらず、台本が送られて来たのは二ヶ月も経ってからだったり、劇の内容が自分の原作とはあまりにかけ離れたものだったり----。

    何より、彼女は、自分が書いた本が舞台化されるということさえも、情報をネットか何かで見た友人から聞いたのだそうだ。

    突然、舞台のプレミアパーティーか何かに招待されてしまい、原作提供を拒否できない場面を強引に演出されてしまうなど、何が何だか判らないうちに公演は現実のものとして迫る。

    気付いたら蚊帳の外に置かれ、自分の作品に対する思い入れや苦労は一切無視されたまま、軽々に無償提供(情報番組コメンテーター談)させられたのであるから、舞台制作関係者や演出家、ひいては出版社にさえも不信感が募るのは当然である。

    そんな女性シンガーの苦悩を知り、主役を降りた土屋アンナさんの行動は実に正義感にあふれていると感心せざるを得ない。

    この公演は中止となったようだが、土屋アンナさんの契約不履行云々は、訴訟問題にまで発展する様相を見せている。

    しかし、騒動が収まった暁には、今度は女性シンガーが本当に満足できる形での舞台化(ドラマ化)を期待したい。

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共同浴場のお湯が・・・ [ちょっと、一息 39]


[いい気分(温泉)]共同浴場のお湯が・・・



    昨日、いつものように共同浴場へ行ったのだが、ドアを開けて入ると同時に、中から先に入浴していた女性がいきなり顔を出した。

    「お湯がどんどんなくなって行ってしまうんだよね。栓がずれてしまっているようで・・・。誰かが踏んだ拍子にずれたんだと思うんだけれど、これが、ずれたままガッチリはまりこんでしまっていて、びくともしないのよ」

    わたしも、脱衣所へ入ると、ガラス扉越しに浴場内をのぞいた。

    浴場内には、もう一人近所の主婦が入っていて、何とも弱り顔をしている。

    浴槽の中には、既にお湯がほとんどない。

    二人が入浴し始めた時は、まだお湯が八分目ほどはあったようなので、栓がずれていることに気付かずに入ってしまったらしい。

    石鹸で体を洗い始めてから気付いたのだという。

    「悪いけれど、責任者に言いに行ってもらえる?」

    と、頼むので、わたしは慌ててそこから出ると、さっそく女性管理者にこのことを伝えに行った。

    すると、管理者は、

    「え?----またなんですか」

    と、驚いた様子で、すぐさま共同浴場へ直行。

    わたしはそのまま家へ帰って来てしまったのだが、どうやら、その後も栓はずれてはまったまま動かず、女湯にはしばらく入浴出来なくなってしまったようだ。

    が、問題は、既に入ってしまっている女性たち。

    洗い場に出ている熱いお湯を洗面器に汲んでは水とまぜて根気よく使い、何とか石鹸を洗い流すと、ようやく上がることが出来たそうである。

    わたしはといえば、仕方がないので自宅の風呂を使った。

    あれから栓は直ったのだろうか?

    今日行った時には、しっかり確かめてみなければ・・・。

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ナスのグラタン [ちょっと、一息 39]


[レストラン]ナスのグラタン



    畑でナスが大収穫なので、連日ナス料理を食べている。

    中でも、手間いらずに作れるのが、ナスのグラタン。

    グラタンとはいっても、ホワイトソースなどは一切使わない。

    耐熱皿にジャガイモを薄くスライスして敷き、その上に細かく切ったキャベツを載せ、さらに薄切りにした長ナスを載せる。

    ピーマンがあったら、細かく切って色どりに散らしても良い。

    ラップをかけて電子レンジで3分ほどチン。

    耐熱皿は熱いので火傷しないように気をつけて電子レンジから取り出し、ラップをはがしたらマヨネーズ少々と醤油少々をかける。

    その上にとろけるチーズを一枚かぶせ、今度はオーブンへ。

    チーズにほんのり焦げ目がついて、とろけたら、オーブンから出して、熱々を食べる。

    ナスのアクが気になるようならば、薄切りにしたあとで水にさらすと良いかもしれない。

    夏は、どうしても冷たいものばかりが欲しくなるが、たまにはこんな熱い料理もうれしい。

    下に敷いたジャガイモがまったりとした食感とコクのアクセントになって、なかなかのうまさである。

    夏野菜もたくさん食べられて、ローカロリーで減塩。

    これだけでもお腹いっぱいになるかもしれない。




    渋温泉は、またまたモンスターハンターとのタイアップで、誘客に乗り出したらしい。

    最寄りの長野電鉄線湯田中駅には、電車が到着するたびに、おどろおどろしげな音楽が流れる。

    さわやかさが売り物の夏の高原の入り口には、あまりふさわしいとは思えない音楽だが、これから約一年にもわたって、このモンハン祭りが続くのだそうだ。

    わたしのような古い感性の者には、何が面白いのかさっぱり分からない。

    が、ゲームファンにはそれなりにウケているのだろうな。

    とはいえ、色々な方面の業者の方にうかがった感想では、それによって商品の注文数が増えたということは、今のところないようだ。

    「こういう温泉地は日帰り客よりも、湯治客や宿泊客が増えないと意味がない」

    そんな意見が大半であった。

    観光地は、それぞれに必死で趣向を凝らした誘客に腐心しているが、やはり未だ観光客の財布のひもは固いようである。

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戻ってきた猫 [ちょっと、一息 39]


[家]戻ってきた猫



    三日ほど前から、また家の近くで猫の鳴き声が・・・。

    どうやら、まだ子猫のようだ。

    洗濯場の屋根の上を見ると、案の定、先日出て行った子猫らしき一匹が、ちょこんと座っていた。

    この間より少し大きくなったようである。

    小首を傾げて、大きな丸い目でこちらをじっと見ていたが、しばらくすると、あっという間もなく、またまた我が家の天井裏へ飛び込んでしまった。

    猫は家につく-----と、言われるだけに、母親や兄弟と一緒に過ごした場所が懐かしくなって戻って来たのだろうか。

    それにしても、これは困った。

    このまま我が家を寝床にされても迷惑なので、どうしたら出て行ってくれるかと思案していると、何処からか親猫らしい声が聞こえて来た途端、その子猫は再び天井裏から飛び出し去って行った。

    栄養状態もさほど悪そうでもなかったので、親猫の飼い主からでも餌をもらっているのだと思う。

    それにしても、猫が飛び込む屋根裏の穴を、早く塞がねばならない。

    見ず知らずの猫に、天井裏を子育てに貸す義理もない。

    それよりも、飼い主には、もっと責任を持って飼い猫の管理をして欲しいものである。

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ゲリラ雷雨 [ちょっと、一息 39]


[雨]ゲリラ雷雨



    今日の午後には、凄まじいゲリラ雷雨があった。

    バケツをひっくり返した----とは、正にこのことだろう。

    北陸や東北地方では、未だに梅雨前線が停滞していて、激しい雨が連日降り続いているそうだ。

    そのため川の水が土砂で濁り、浄水が間に合わず、一週間も断水が続いている場所もあるとか・・・。

    やはり、今年の異常気象はハンパではない。

    この気象状況も関係しているのか、全国的に凶悪、凄惨な事件が立て続けに起きている。

    アメリカでは、ある気象条件が人間の神経に変化をもたらし、事件や事故が多発するということが証明されているそうだ。

    それに似たことが、今年の日本にも起きているのかもしれない。

    で、あまりに世の中がせわしないので、テレビでは世界水泳を観ている。

    深夜の放送なので、もちろん録画だが----。

    シンクロのソロ、デュエット、チームと観続けているのだが、一頃よりも世界のレベルがものすごく上がっていることに驚いた。

    各国の選手の演技に共通するのは、表現力の素晴らしさである。

    技術面はまだまだ日本には及ばないものの、感情表現の巧みさでは、明らかに日本選手の上を行っている選手たちばかりだ。

    日本は、ウクライナを最大のライバルと呼んでいるようだが、素人目に見ても、明らかにウクライナの選手たちの動作の方が情感豊かで芸術性に富んでいる。

    しかも、敏捷性も高いし、美しい。

    日本が4位、5位をキープしている方が奇跡のようにさえ思える。

    いったい、日本選手たちに何が足りないのだろう?

    おそらく、喜怒哀楽を全身で表現するという感性の激しさが足りないのだろう。

    いくら頭で理解しようと思っても、こればかりは無理というものだ。

    選手たちはかなり懸命に全身で表情を作っているつもりなのだろうが、他の国の選手たちに比べれば、まだまだ無表情に近い。

    本を読んだり、映画や舞台劇を観たり、バレエを習ったりするなど、もっと感情面を鍛える必要があるのではないかと思いながら観ている。

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驚くべき嗅覚 [ちょっと、一息 39]


[ビール]驚くべき嗅覚



    参院選も終わり、おおかたの予想通りの自民党圧勝。

    衆参のねじれも解消され、TPP参加、消費増税、憲法改正、自衛隊国防軍化等が着々と進んで行きそうな気配だ。

    でも、今回、自民党が勝ったのは、有権者に世の中の景気を良くして欲しいという願望が強かったからであって、決して上記の実現を期待したからではない。

    投票率の低さが、それを如実に証明している。

    


    ところで、日本列島選挙一色の最中、伯父がまたまた入院した。

    自宅でテレビを観ていた時、急に口の中で舌が大きくはれ上がり、物が飲み込めなくなったのだとか・・・。

    ただでさえ大きな持病を抱えているので、すぐさま病院へ行き、即日入院となったらしい。

    舌がはれただけでは収まらず、気道までもはれてしまったら息が出来なくなると懸念しての措置だったようだ。

    わたしがお見舞いに行くと、伯父は、

    「この入院のことは家族と親戚の一部にしか知らせていない。〇〇(例の病院好きな叔母・伯父の妹)には内緒だからな」

    と、言う。

    しかし、叔母は、何処から伯父の入院のことを耳にしたのか、翌日にはしっかりと面会に訪れていたそうだ。

    驚くべき嗅覚である。

    そして、面会に来ただけでは飽き足らず、家へ帰ってからは、やはり伯父の付き添いから帰宅した伯母(伯父の連れ合い)や従姉(伯父の娘)に電話をかけ、いつものように長々と世間話を始めたのである。

    こちらが、伯母に用事があって電話をしても、一向にお話し中が終わらない。

    午後7時にかけてもお話し中。

    それから、8時、9時、10時にかけても受話器の向こうからはプー、プー、プー・・・という音声が流れるばかり。

    これが最後だと、10時30分にかけてみたのだが、やはりお話し中であった。

    もしや、受話器が外れているのでは?----と、心配したこちらが、翌日改めて電話してみると、伯母の話では、な、なんと叔母は4時間にも渡って電話をかけ続けていたのだという。

    「もしも、病院から大事な用件で緊急連絡が入ったらどうするの?」

    と、呆れると、伯母は、疲れたかすれ声で、

    「もう、どうしようもない・・・。こちらから切る隙を与えないように延々と話し続けるんだもの・・・」

    と、嘆く。

    そのことを入院中の伯父にも伝えたところ、

    「とにかく、自分で自分を納得するためだけに相手を利用するんだ。他の親戚にも長電話をして、『二度とかけて来るな!』と、怒らせたほどだからな」

    と、話していた。

    まあ、そんなこんなでも、伯父の舌のはれは早々に引き、今日さっそく退院した。

    面会にかこつけて病院へ行けると目論んでいた叔母は、さぞや肩すかしを食った格好だろうが、その分、また今夜も伯父の家へ長電話をしているのかもしれない。

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ある女性の願望 [ちょっと、一息 39]


[バー]ある女性の願望



    「パソコンをインターネットにつないであるんだけれど、まったく使っていないのでもったいないような気がして・・・。子供がフェイスブックをやっているので、あたしもブログとか始めようかと思っているんだよね。

    でも、やり方判らないし、子供に訊くのも、何か気兼ねだし・・・。ブログとか出来れば、誰かとコミュニケーションとれるっていうから、頑張ってみようかとも思うんだけれど・・・」

    知り合いの女性が、こんな風に話してくれた。

    確かに、ブログとかフェイスブックが出来れば、他人とのつながりも出来て、気分転換にはなるだろう。

    「とにかく、話し相手が欲しいんだよね」

    と、女性は言う。

    でも、わたしは答えた。

    「ブログにしても、フェイスブックにしても、良いところがあれば悪いところもあるから、安易に見知らぬ他人とコメントのやり取りはしない方が無難だと思いますよ」

    連日の報道のように、広島では、ラインというコミュニケーションツールが元で、凄惨な殺人事件まで起きているし、アメリカではフェイスブックに掲載されている個人のプライバシー・データを中央情報局が四六時中監視下に置いているという。

    日本のデータも例外ではないだろうとのことである。

    オバマ大統領は、「国家の安全と、100パーセントのプライバシー保護は両立しない」とまで言っていた。

    まあ、そこまで大ごとに考えなくとも、ネットを介してのコミュニケーションは、ほんのささいな諍いからも大問題に発展しかねないという危うさを常に孕んでいることは間違いがない。

    「コメントなどで相手がどんなに親しく語りかけても、決して一線からは踏み込ませない----それが大事なのかもね」

    彼女は、そう言うが、それもまた難しい。

    「あまりに素っ気ない返事をしていると、『なに、あの人、お高くとまって!』というような陰口の対象にもなるから、これもまた面倒くさいんですよ」

    現実社会の人間関係に疲れて、ネットのコミュニケーションに救いを求めた人が、ネット内でもバッシングに遭い孤立して、ますます精神的に病んでしまったという例も聞いたことがある。

    「ネットを使うのなら自分の意見だけを言い放って、気に入らない意見はすべて無視。それでいいんじゃないですか」

    そうアドバイスすると、彼女は、

    「でも、その前にキーボードの叩き方を覚えなくちゃ」

    と、溜息をついた。

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財布は持って外出しよう! [ちょっと、一息 39]


[喫茶店]財布は持って外出しよう!



    以前もこのブログに書いたことがあるのだが、旅館やホテル側が、宿泊客に向かって、

    「街中は物騒なので、お財布は持たずに外出して下さい。お買い物は、ホテル内でお願いします」

    と、いう傾向があるそうだ。

    そんなことをすれば、ますます街が寂れる。
 
    我田引水もここまで来れば、開いた口がふさがらない。

    何ともバカげた話である。

    昨日も、ある喫茶店の前で、二人の中年女性観光客が入店しようかすまいか、悩んでいた。

    「ここは、コーヒーも、軽食もおいしいですよ」

    と、勧めると、

    「実は・・・」

    と、女性たちは口ごもる。

    「旅館で、街は何があるか判らないから、財布は持たないで出て下さい。コーヒーは、当館でもおいしいのがありますから----と、言われたもので、小銭しか持って来ていないのよ」

    「せっかく観光地に来たのだから、喫茶店でご当地のものを食べたいと思ったんだけれど、とても(お金が)足りそうもないんです」

    と、話していた。

    まったく呆れた。

    この街の何処がそんなに物騒なのだろうか?

    彼女たちは、実際お金を持って自宅からここまで来ているのだ。そんな理由は理由にもならない。

    「これから旅館へ戻って、お財布を持ってもう一度出て来て下さい。そして、ぜひ街の飲食店を活用して下さい」

    わたしは、そう言って、その場を立ち去った。

    観光業に携わる者たちが、観光地をダメにする原因を作るなど、言語道断。

    むしろ、旅館やホテル側も、

    「当館の喫茶コーナーをご利用されるのもよろしいですが、街にはおいしい食事処や評判の喫茶店がありますから、そちらでもぜひお召し上がり下さい」

    と、PRするのが本来の筋である。

    あまりに度量が狭いとしか思えない。


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